BIGPIS(びっぐぴす)
欧州連合(EU)加盟国のなかで財政基盤が弱いとされるベルギー、イタリア、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインの6カ国の頭文字をとった造語。2008年の金融危機以降、EU諸国のなかで特に債務不安の大きい5カ国(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)について、それぞれの国名の頭文字を取って通称PIIGSと呼ばれていたが、ベルギーでは2010年6月の総選挙後、正式な政府が存在しない政治的混乱が1年半続き、2011年には米国の格付け会社などによる長期国債の引き下げが相次いだことで、PIIGSにBを加えたBIGPISが用いられるようになった。