ESTR(ユーロ短期金利)(えすたー(ゆーろたんききんり))
Euro Short-Term Rate(ユーロ短期金利)の略称。前営業日のユーロ圏の銀行間ユーロ建て無担保翌日物調達コストを反映させて算出する金利指標。
不正操作事件によりLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の存続が2022年以降保証されていないため、2018年9月にユーロ圏の取引金利の代替指標となるRFR(リスク・フリー・レート)としてESTRが特定された。当初はEONIA(ユーロ圏無担保翌日物平均金利)がユーロのRFRの有力候補であったが、EUベンチマーク規則の遵守が困難との判断からEONIAに代わる新たな指標として開発。2019年10月より欧州中央銀行(ECB)が公表を開始し、ユーロ圏の短期金利のベンチマークとなった。