QE3(きゅーいー3)
米連邦準備理事会(FRB)が2012年9月に開始した量的緩和策(Quantitative Easing)の第3弾。住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドルのペースで雇用回復の効果が見込めるまで継続して購入することを決定、その後に決めた毎月450億ドルの国債の買い入れと合わせると月850億ドル規模となる大量の資金を市場に供給した。量的緩和策はFRBが米国債などを買い取り金融市場の資金量を増加させるというもので、政策金利の水準を引き下げて景気を浮揚させる金融緩和策とは異なる。
雇用環境など米国経済に回復の見通しがみられるようになったことから、QE3は2013年12月に縮小が決定、2014年10 月末に終了した。