QFII(きゅーふぃー)
Qualified Foreign Institutional Investorsの略称で、適格海外機関投資家のこと。国内市場で海外投資家が取引することを制限している国において、例外的にその国の通貨で自由に取引することが認められている機関投資家。中国では中国証券監督管理委員会(CSRC)の認定を受け、かつ中国国家外貨管理局(SAFE)から投資限度額の認可を取得した海外の機関投資家が、投資限度枠内で外貨を人民元に両替し、中国人民元建ての金融商品(上海A株、深センA株や債券)等へ投資を行うことができる。
中国本土の人民元建て証券市場に対する外国人の投資制度は、2002年末にQFIIが導入された後、オフショアで調達した人民元で本土の株式・債券へ投資を行うことができる「RQFII(人民元適格海外機関投資家)」制度が2011年末に導入された。2014年11月以降は、「上海・香港ストック・コネクト」の開始に伴い、香港経由で海外の個人投資家が上海A株を直接購入することが可能になった。