SDR(えすでぃーあーる)
Special Drawing Rights(特別引き出し権)の略。国際通貨基金(IMF)に加盟する国や公的な主体だけに保有することが認められる通貨の請求権。IMFが加盟国に出資比率に応じて配分し、加盟国は自国が通貨危機などで資金不足になった場合、他の加盟国にSDRを譲渡して必要な外貨と交換することができる。SDR全体の規模はおよそ3000億ドル程度(約37兆円)。SDRの通貨バスケットは米ドル・ユーロ・英ポンド・円の4通貨で構成されていたが、IMFは2015年11月30日の理事会でSDRの新たな組入通貨として中国人民元を採用することを決定した。