TPP(てぃーぴーぴー)
環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)の略称。アジア太平洋地域においてモノの関税だけでなく、サービスや投資、知的財産など幅広い分野で経済の自由化を進め新たなルールの構築を目指す取り組みで、参加国による経済連携協定をTPP協定という。
2005年にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国がTPP協定の前身である環太平洋戦略的経済連携協定(P4協定)に調印し2006年に発効。2010年3月に米国、オーストラリア、ペルー、ベトナムが加わり、8カ国でTPP協定交渉が開始した。その後、マレーシア、メキシコ、カナダが交渉に参加。2013年7月には日本が参加し、2015年10月にTPPの交渉参加国合計12カ国で大筋合意したものの、2017年1月に米国トランプ大統領がTPP離脱を表明した。米国以外の11カ国で「TPP11協定」が2018年12月に発効。