インボイス(いんぼいす)
商品の販売元が購入者に対して発行する、商品ごとの消費税率、税額を記載した伝票のことで税額票とも呼ばれる。複数税率を採用する国で有効とされ、ドイツなどでは既にインボイスによる納税の仕組みが導入されている。
インボイスの導入により国は販売元の納税額を正確に把握し、販売元の手元に本来納めるべき消費税が残る益税の減少を図れるため、日本でも2021年4月にインボイス方式を導入する予定。
消費税の増税と軽減税率の導入で複数税率となる2017年4月からインボイス方式導入までの間は、販売元の事務負担を考慮し、売上高の規模に応じて、現行の請求書を使った簡素な方式やみなし課税による納税方式を選べるなど特例が設けられる。