黄金分割比率(おうごんぶんかつひりつ)
「0.618:0.382」、または「1:0.618、1.618:1」の比率で、本来あるべき美しい姿を表し、見た目に快く感じられる比率とされる。古代ギリシャで発見されたと言われており、くもの巣やオウムガイの螺旋、ピラミッド、十字架、名刺など自然界から歴史的建造物、美術品、実用品まであらゆるところで見られる。
第3項以降、すべての項が直前の2つの項の和となるフィボナッチ数列は、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233…となり、この数列は黄金比率と密接な関係がある。3以降の数字は、前の数字に対する増加率が1.618に無限に近づいていき、連続する3つの数字の比率は、0.618:1:1.618となる。フィボナッチ数列も、ヒマワリの種の配列など身の回りで多く見つけることができる。
投資の世界でも、黄金分割比率やフィボナッチ数列の法則を相場の値動きに当てはめ、押し目買いや戻り売りの目標価格を計算するのに使われることがある。