ファストストキャスティクス(ふぁすとすときゃすてぃくす)
英語表記はFast Stochastics。価格の振幅や値幅などから相場の過熱感を測る指標「ストキャスティクス」の一種。
現在の価格位置の相対的水準を示す「%Kライン」と、%Kのn日の移動平均を示す「%Dライン」を利用する。
<計算式>
%K =(現在のレート - 過去n日間の最安値)÷(過去n日間の最高値 - 過去n日間の最安値)(%)
%D = A÷B×100
A=(当日終値 - 過去n日間の最安値)のY日間合計
B=(過去n日間の最高値 - 過去n日間の最安値)のY日間合計
nは通常5や9、Yは通常3を使用することが多い
%Kが80%以上の買われすぎ圏で%Dを上から下へクロス(デッドクロス)して下がり始めたら売りサイン、%Kが20%以下の売られすぎ圏で%Dを下から上へクロス(ゴールデンクロス)して上がり始めたら買いサインとなる。
「ファストストキャスティクス」は相場の動きにかなり敏感に反応しやすく乱高下が激しいため、反応がより緩やかな「スローストキャスティクス」を用いることが多い。