法人実効税率(ほうじんじっこうぜいりつ)
企業活動から得られた所得に応じて課せられる法人税(国税の法人税、地方税の法人事業税と法人住民税)を算出する際、法人事業税を経費として考慮した税率のこと。企業が実際に負担する税率となる。
法人税の計算手順としては、まず企業会計上の「利益」を求め、そこから税法に基づいた「所得」を算出し、その所得に対して課税される。
企業会計上は経費と認められない法人事業税は、税務上だと経費と認められるため、法人実効税率の適用によって、実際の税負担額を求めることができる。
計算式は、(法人税率×(1+住民税率)+事業税率)÷(1+事業税率)