カントリーファンド(かんとりーふぁんど)
東証に上場する金融商品の一つで、特定の国または地域の有価証券に集中して投資することを目的とした投資信託(クローズドエンド型の会社型投資信託)のこと。
投資家からみると、当該商品1銘柄に投資することで、投資対象国の代表的な銘柄に分散投資している形になる。
ファンドという呼称ではあるが、基準価額で換金される投資信託(契約型)とは異なり、価格は一般事業会社の株券と同様、投資者の投資判断に基づく市場での需給関係によって刻一刻と変動する。株券と同様に、指値注文・成行注文を出すことができるほか、信用取引の対象ともなっている。
上場対象は、外国で設立された証券投資法人の投資証券で、本国の金融商品取引所等に上場又は上場申請されている投資証券となっている。運用資金は投資家から集められ、ファンドの投資証券が発行される。投資家は運用益を配当として受け取れるとともに、キャピタルゲインが期待できる。