強弱レシオ(きょうじゃくれしお)
当日始値を基準に株価の一日の値動きの幅を「エネルギー」とし、強エネルギー(上げ幅)を弱エネルギー(下げ幅)で割って算出するAレシオと、前日終値を基準に当日の株価の値動きの幅を「人気」として強人気(上げ幅)を弱人気(下げ幅)で割って算出するBレシオから株価水準を判断するテクニカル指標。また、AレシオとBレシオを補完するものとして、前日中値を基準に当日の高値と安値から算出するCレシオが用いられる場合もある。考案者の篠原正治氏の名をとって篠原レシオとも呼ばれる。
Aレシオでは40~60%以下を底値圏、150%以上を高値圏、Bレシオでは30~70%程度の範囲を底値圏、300%以上を高値圏とする見方が一般的とされ、併用して分析されることが多いAレシオとBレシオに対し、Cレシオは4本の強弱ベルトとともに単独で上昇・下降時期の分析を行うものとされる。
1.Aレシオ
「当日高値-当日始値」のn日間の合計値÷「当日始値-当日安値」のn日間の合計値
2.Bレシオ
「当日高値-前日終値」のn日間の合計値÷「前日終値-当日安値」のn日間の合計値
3.Cレシオ
「当日高値-前日中値」のn日間の合計値÷「前日中値-当日安値」のn日間の合計値