為替レート(360円からの円高の歩み)(かわせれーと(360えんからのえんだかのあゆみ))
戦後、固定相場制がひかれ、まず1ドル=360円という水準からスタートした。長く続いた固定相場の時代から、円とドルの通貨の交換比率を示す外国為替レートは、その後、スミソニアンレート(1ドル=308円)という時代を経て、1973年2月より完全な変動相場制に移行した。
この間、ほぼ一貫して円の国際的なレベルでの価値は、上昇し続けた。
外国為替市場での各国通貨の相場は、その国の国際的なレベルでの経済力を反映するものといってよい。つまり、1ドル=360円から1ドル=120円台になったという円高・ドル安ということは、日本の経済成長率が群を抜いた高さであったといえる。