日本国債(にほんこくさい)
日本国が発行する債券。償還期限の違いにより、長期国債・中期国債・短期国債・政府短期証券に区別され、大きくは、利付国債と割引国債にわかれる。2003年3月より、原則として個人のみが保有できる個人向け国債が発行された。日本の債券市場において、国債の新規発行の利回りは、市場金利を形成するベースとなっている。
なお、道路、港湾、住宅などの公共建設事業をおこなうべく、国の予算の財源不足を補填するために発行される国債は、建設国債と呼び、また、財政法では発行が禁止されているものの、財政赤字を補う為に、年度ごとにその都度、財政特例法を成立させて発行される国債を特例国債(赤字国債)という。