リスク分担型確定給付企業年金(りすくぶんたんがたかくていきゅうふきぎょうねんきん)
企業年金の運用リスクを事業主と加入者で分担する仕組み。
従来の企業年金制度である、事業主が運用し積立不足が生じた場合の追加拠出などをすべて事業主が負担する「確定給付型」と、事業主が提示した金融商品から加入者(従業員)が自ら選び運用する「確定拠出型」の中間的な制度。
事業主は資産価値の変動と予定利率の変動に対応した額を「リスク対応掛金」としてあらかじめ多めに拠出することで、運用が悪化しても追加拠出はせず、給付額の調整を行う。加入者は給付減額のリスクを負う代わりに掛金の上乗せによる給付増額が期待できる。平成29年1月より同制度が導入された。