リパッケージ債(りぱっけーじさい)
特別目的会社を利用し、既に発行された有価証券等を担保にした上で、その有価証券等のキャッシュフローを組み替えて新たに組成された債券をいう。
例えば、特別目的会社X社を設立してA社のドル建社債を保有させたと仮定する。X社はA社のドル建社債から受け取るドル建の元利金をスワップ取引によって円建に変換し、その円建のキャッシュフローを裏付けにした円建債券を発行する。このようにして発行された債券を、特別目的会社X社を利用したA社のドル建社債のリパッケージ債という。
ユーロ市場で頻繁に見られる手法である。