路線価(ろせんか)
各道路の路線に面する標準的な土地1平方メートルあたりの価格のこと。国税庁によって毎年1月1日時点の価格が7月初旬に発表される。公示地価の8割程度を目途に専門家の意見を参考にして算出。主に相続税や贈与税等の課税基準として利用されている。
一方、公示地価の7割程度を目途に、国の定める「固定資産評価基準」に基づいて各市町村(東京23区内は東京都)が決定する路線価(いわゆる「固定資産税路線価」)は、固定資産税の課税基準となる。
同じ道路に面する土地の資産価値は原則として一律になるが、道路との著しい高低差、騒音などがあれば相続税や固定資産税の課税価格算定の際に評価が増減額されることがある。