スモールティック(すもーるてぃっく)
東京証券取引所が2014年から2015年にかけて、TOPIX100構成銘柄を対象に呼値単位を適正化するため縮小した呼値単位のこと。
呼値単位とは、指値注文を発注する際、注文を出せる値段の刻みのことで、注文する株価の水準によって定められている。呼値単位の適正化は、株価が動く際の刻みの幅を縮小することで投資家が売買しやすくなり、株式市場全体の流動性を高めることを目的として、実施された。
東証は、スモールティック・プログラムによりTOPIX100構成銘柄の呼値単位を段階的に変更し、株価が1000円以下の銘柄では1円から0.1円に、1,000円~3,000円までは1円から0.5円に、3,000円~5,000円は5円から1円に、5,000円~10,000円は10円から1円に、10,000円~30,000円は10円から5円に、30,000円~50,000円は50円から10円に、50,000円~100,000円は100円から10円にするなど、縮小を進めた。