ソーシャル・インパクト・ボンド(そーしゃる・いんぱくと・ぼんど)
本来、行政が行う社会的課題を解決するための事業に民間資金や民間事業者を活用し、その成果に応じて行政が報酬を支払う仕組み。2010年に英国で始まった手法で、成果連動型の官民連携事業の一つ。医療や介護、若者の就業支援、受刑者の再犯防止、生活困窮対策など社会貢献につながる事業が対象となる。民間から調達した資金を行政が対象事業のサービス提供者に委託し、事業の収益や社会への貢献度合いによって、資金提供者へ原資と成果への配当を支払う。英語表記はSocial Impact Bond、略称SIBという。