時価会計(じかかいけい)
企業の資産と負債を決算期末時点の時価で評価し、財務諸表に反映させる会計制度のこと。各国の会計基準の統一を目的とする「国際会計基準」の時価会計導入を受けて段階的に導入が進められている。2000年4月から始まる事業年度以降の売買目的で保有する金融商品(有価証券、デリバティブなど)、2001年4月から始まる事業年度以降の「持ち合い株式」について、時価会計が義務付けられた。従来は取得価額のままの取得原価主義会計であったため、帳簿価額からは企業の経営状態の把握が困難になっていた。