終身雇用(しゅうしんこよう)
一般的には、就職した企業において、定年まで継続的に勤務することをさす。特に、法的に確立されたものではない。
実際には、年金(確定給付年金)なども考慮すると、退職後の生活も企業が世話をすることになる。社員にとっては、解雇の可能性が低くなり、企業にとっても計画的な雇用が手に入る制度といえる。
終身雇用は、日本特有の制度といわれているが、実際に定年退職(子会社への出向などもなく、忠実にキャリアを積み上げて退職する)を果たしていた雇用者の割合は、1990年代に入った時点で、すでに2~3割程度しかいなかったといわれている。