証券監督者国際機構(しょうけんかんとくしゃこくさいきこう)
IOSCO、イオスコとも呼ばれる。
証券取引についての国際的なルールの取り決めや効果的な監視を行うことを目的に、世界各国・地域の証券監督当局や証券取引所等から構成されている国際的な機関である。1974年に設立された米州証券監督者協会が母体で、国際組織としての規約の改正を経て、1986年に現在の名称に改められた。
投資家を保護し、公正な市場を維持するため、国際的に認識され一貫した規制・監督・執行に関する基準を遵守することや、不正行為に対する法執行や市場への監督強化、市場発展のための支援や各々の経験に関する情報交換を行うことなどを目指す。
我が国では、普通会員として金融庁が加盟しており、準会員として証券取引等監視委員会、経済産業省及び農林水産省、協力委員として日本証券業協会、日本取引所グループがそれぞれ加盟している。