LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)(らいぼー(ろんどんぎんこうかんとりひききんり))
London InterBank Offered Rate(ロンドン銀行間取引金利)の略。ロンドン市場で世界の主要銀行が想定する平均貸出金利で、各銀行の提示する金利のうち、上下25%を除いた残りの50%の平均値が算出される。対象期間は翌日物、1週間物、1カ月物、2カ月物、3カ月物、6カ月物、12カ月物の7つで、対象通貨はユーロ、米ドル、英ポンド、日本円、スイスフラン。ロンドン時間の午前11時45分頃に公表。金融派生商品(デリバティブ)を含めた国際的な金融取引の基準金利として利用されている。LIBORは、かつて英国銀行協会(BBA)が公表していたが、2012年の不正操作事件を機にインターコンチネンタル取引所(ICE)によって運営が引き継がれた。英金融当局の長官は、LIBOR算出のため金利を提示する各銀行に対して依頼や強制を行わないと発言し、2022年以降のLIBOR存続が保証されないことを示唆した。