米通商代表部(べいつうしょうだいひょうぶ)
略称は、USTR(The Office of the U.S. Trade Representative)。米国の通商交渉のための特別機関。1963年、大統領行政命令によって通商交渉特別代表部(STR)として設立され、74年の通商法で米国大統領府機関となった。米国の通商政策全般を担い、関税法、通商拡大法、通商法で規定する通商協定の実施に当たる。代表である通商代表は、大統領直属の閣僚級ポストで、外交交渉権限を与えられ、不公正な貿易などに対しスーパー301条等を行使し、調査・勧告などを行う。