業況判断DI(ぎょうきょうはんだんでぃーあい)
日銀短観の調査項目の一つで、企業の景況感を示す指数のこと。「最近」と「先行き」の収益を中心とした全般的な業況について、全国の常用雇用者数50人以上の民間企業約1万社を対象に調査・集計している。
調査対象企業の景況感(「良い」、「さほど良くない」、「悪い」)を集計し、「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いて算出される。
業況判断指数には、大企業・製造業DI、大企業・非製造業DI、中小企業・製造業DI、中小企業・非製造業DIなどがあるが、このうち在庫の影響を受け景気に反応しやすい大企業・製造業DIが注目度の高い指数となっている。
なお、DIは、Diffusion Indexの略であり、業況判断の他、設備、雇用人員の過不足などの指数にも使われる。