トップダウンアプローチ(とっぷだうんあぷろーち)

トップダウンアプローチ(とっぷだうんあぷろーち)

分類:投資(運用)スタイル

経済・金利・為替などのマクロ的な投資環境の予測からはじまり、資産配分や業種別配分を決め、その後個別の選別まで到達する運用手法。

マクロ分析の段階において主に用いられるのは、鉱工業生産指数・物価指数・在庫指数といった各種経済統計データで、これらをもとに経済環境のファンダメンタルズを分析し、株価・金利・為替などの市場予測を立て、国別のカントリー・アロケーションや株式・債券の比率など、投資方針の枠組みを想定していく方法。

たとえば、日本の経済成長率が、他国・他地域に比べて、相対的に高くなり、その牽引役が設備投資であるといった分析をまず行い、結果として日本の設備投資関連銘柄の運用比率を高めるといった決定をする。そして、次に、決定された業種配分の範囲内で、個別の銘柄選択をしていく。