ディスカウント・ファクター(でぃすかうんと・ふぁくたー)
債券の現在価値を計算する際に、将来受け取る利息収入および償還額などキャッシュフローをまとめて、現在価値に引き直す際に用いる係数のこと。半年後、1年後、2年後などキャッシュフローとしての利息を受け取るまでの期間に応じて実勢金利が異なることから、それを統合した乗数型の係数となっており、将来までの期間により係数値は変わってくる。たとえば、途中の利息を含んで将来最終的に受け取る1万円の現在価値は、1万円に満期に対応するディスカウント・ファクターを掛け合わせた値になる。